デザインコンセプト

DESIGN

王道にして、頂点を目指す

Vertex of the medium

BFREXの根幹にあるのは
「Vertex of the medium」
正統派なデザインの中に個性を出したフォルムは年代を問わず、
すべてのユーザー様に親しまれます。

BFREXは新世代の中型トラクタの新しい基準として駆け抜けます。

BFREXの写真

プロダクトデザイナーに聞くBFREX(ビレックス)の魅力

ATTRACTIVE

BFREXとプロダクトデザイナーの写真

青いオーラを発する
「ISEKIの遺伝子」

このBFREXからもう一回新しいDNAを受け継がれていくような、そういう製品に育ってほしいと思っています。ブランドアイコンとかそういう当たり前な言葉ではなく、遺伝子とか、魂とか。もっと生き物に近い表現です。私たちは2015年あたりから、機械に生物のような雰囲気を感じさせることを目指していまして、私たちが考えるISEKIのデザインは「田んぼを駆け抜ける」ようなイメージなので、そういった生命感・躍動感を感じてもらいたいです。

BFREXはそうしたISEKIの生き物らしさは受け継ぎつつ、どの世代からも親しまれる、安心感のあるデザインになっています。そのうえで、青の機械から発せられる青いオーラを感じられるような「凄み」を出せればと思っています。このISEKIらしい生物感が、これからの「ISEKIの遺伝子」だと感じてもらえるようなシリーズになってもらえるといいですね。

プロダクトデザイナーの写真

「最高の機械」で「最高の仕事」ができる BFREX

BFREXは120馬力の上位機種と同等の上質感を兼ね備えています。
外装も内装も大型の上位機種と同等のパーツを使用し、パーツの組み合わせ方やプレスのラインなど、細部まで徹底して完成度にこだわりました。そのキチッと収まった精密さにより「最高のトラクタで最高の仕事をやろうとしているんだ」と思っていただけるトラクタになっています。

ハードな環境下で使われる「仕事の機械」としての実用性を保ちつつ、高級感を両立しています。その高いバリューに、必ずや納得してもらえるはずです。
BFREXは、様々な点でブラッシュアップしているので、そういった点も感じてもいただけるのではないかと思います。

BFREXの写真

クラシカル×モダンの融合
ISEKIならではのシルエット

ISEKIらしさはシルエットで表現しています。従来機のウェッジシェイプから上位機種で取り入れた、トラディショナルなシルエットに変化させました。遠くから見た時のサイドビューで、きれいな曲線を感じてもらえると思います。

クラシカルなボディラインとLEDランプの精悍な目元。普遍的な美しさのポイントと新しい時代のイメージを融合させることで、長く愛せる色褪せる事のないデザインを表現しています。
クラシカルな魅力を受け継ぎつつも、新しいテクノロジーを使って今の時代にあったデザインになっている点が、ISEKIらしさの一つです。

「このトラクタと一緒に農業がしたい」と思える信頼感のある風貌

注目のポイントをあえて3つあげるとしたら「信頼感」「一目惚れ」「男前」です。

初めて出会った瞬間に「この人なら信頼できる。信じて任せられる」と直感した経験は、誰しもにあるのではないでしょうか。そうした、第一印象で「このトラクタと農業がしたい」と信頼できる、理屈を超えて感性に訴えかける力を感じてもらいたいです。
目があった時にこちらに訴えかけてくる雰囲気や生物感。ただの機械ではない感じられる要素。今までと明らかに違う、BFREXシリーズだからこその上質さから醸し出される絶対的な“信頼感“を感じていただけるはずです。
“一目見た瞬間に心を奪われる衝撃的な出会い”を、ぜひ実際に体験してほしいですね。
見れば見るほど、使えば使うほど、どんどん好きになっていく機械になっています。

“男前”な顔つきをどう作るかについては、本当に最後まで悩みました。キャラクター感を強くするとファニーな顔になってしまいます。でもキャラクター感がないと印象が弱く、覚えられにくい。ファニーにならず、けれど覚えてもらいやすい、ちょうど良いバランスをとるのが難しかったです。大型トラクタのイメージを残しつつ、フェイスのラインなど、どう調整していくかは本当に最後まで悩みました。少しでも崩しすぎると男前じゃなくなってしまうのです。こだわったかいあって、ファニーにはならず、かつ印象に残る、特徴のある男前な顔が出来上がったと思います。

BFREXの写真

01. 精悍な「顔」づくり

サイドビューランプをヘッドライトライクに。

「男前な表情」に対して徹底的にこだわり、たどり着いたデザインです。

こだわりポイント
離れて見た時に、車体全高のちょうど真ん中あたりにある「目」と視線が合います。
車体全体が視界にしっかり入り、安定感のあるどっしりとした佇まいが、仕事の確実性を予感させるデザインにしています。
BFREXの写真

02. 視覚的前後バランスの追及により、
操縦性もアップ

ISEKIトラクタの良好な前後バランスと操縦性の良さを、見た目からも感じてもらえるようにデザインしました。

こだわりポイント
サイドビューで見た時の車体の重量バランスが前後で良く見えるよう、ルーフ形状を工夫して、車体中心に移動させました。
ボンネットトップの有機的なラインは、エンジンのパワーが後輪にしっかりかかるようなクラシカルなシルエットで、力強さを感じさせるようにしています。
BFREXの写真

03. 新旧の魅力を融合させた
スイッチパネル

新旧の名車を比較し発想を得た、スイッチパネル横のボタンがパッと見てかっこいいデザインに仕上げました。

こだわりポイント
ほどよい未来感と、素直にかっこいいとワクワクするようなコックピットにしたくて、メーター横にスイッチを配置しました。
往年の名車の中には、スイッチレイアウトに特徴を持たせた車種が見られます。子供の頃に近所のお兄さんが乗っていたスポーツカーのスイッチレイアウトがずっと印象に残っていたので、今の世代の人にも共通する「かっこよさ」のポイントと考えて取り入れました。
プロダクトデザイナーの写真

BFREXシリーズ 
プロダクトデザイナー

田中 誠治

2009年に井関農機へ入社。入社後よりトラクタ、田植機のデザインに携わる。これまでに担当した機種はJapanシリーズのトラクタTJX、TJV、TJWや、田植機PRなど。トラクタBFシリーズではチームリーダーとしてデザインを担当した。
工業製品には、古くなっても良いもの、カッコいいものがいつの時代にも存在する。そんな普遍性のあるデザインを目指して取り組んでいる。

明日も使いたくなるトラクタ

新しく乗る人の体型に機械から合わせる「テレスコピックとチルトハンドル」を採用。

ハンドル調整の幅が広がり、より身体にマッチした快適な姿勢で作業できます。さらに、乗った瞬間に「安心感」を感じられるよう、細かいところまで丁寧な内装にこだわりました。このトラクタなら安心して運転・作業できると思っていただけます。

基本性能・装備の詳細はこちら