接ぎ木ロボット

本機は、次世代型農業機械等緊急開発事業により、生研センターと井関農機(株)が共同で開発し、新農機(株)の実用化促進事業を経て商品化された機械です。

半自動接ぎ木ロボット[GR803-U ]

従来機半自動[GR800-B]の処理能力を向上
半自動[GR803-U]  900本/時間(従来機 800本/時間)
付加価値の高い野菜生産を目指して、栽培技術の革新やシステム化が急がされています。その一環として、キュウリ、スイカ、トマトなどの野菜類では連作障害の回避、低温伸長性の付与など、生産安定・高品質・収量増加に欠かせない技術として「接ぎ木栽培」が急増しており、特に施設生産では、70~95%に達しています。しかし、全て手作業で行われてきた接ぎ木苗の生産供給は、今、熟練作業者の高齢化による労働力不足という深刻な困難に直面しています。このような背景にあって、ISEKIは、生研機構(農機研)の基礎技術に基づき、実用化、商品化に取り組み、「接ぎ木ロボット」を発売いたしました。

主要諸元

名称 野菜接ぎ木ロボット
「GRAFTING ROBO」(グラフティング ロボ)
型式 GR803-U
機体寸法 全長(mm) 2,170
全幅(mm) 748
全高(mm) 1,262
対象作物 きゅうり、すいか、メロン
処理能力(本/時間) 900
必要人員(人)注1 3
接合方法 片葉切断接ぎ(クリップ固定)
所要動力(kw) 0.45/単相100V
所要駆動源 注2 圧縮空気
消費空気量(L/min) 26
重量(kg) 265
接ぎ木部 供給方式 手供給
切断方式 剃刀刃(市販)による直線切断
接合方式 オリジナル接ぎ木クリップによる固定
接合率(%) 95以上
注1:苗供給・苗受取作業のため。
注2:圧縮機は付属しておりません。
  • この主要諸元表は改良のため、予告なく変更する場合があります。
  • 処理能力・接合率・給苗精度は当社標準作業条件、苗性状適応範囲下のもとでの数値です。
  • 本機は、次世代型農業機械等緊急開発事業により、生研センターと井関農機(株)が共同で開発し、新農機(株)の実用化促進事業を経て商品化された機械です。