ポイント

機械化の省力効果

体系 ご提案機械 作業時間 (hr) 慣行機械 作業時間 (hr)
うね立て 堆肥散布、整地 1.0 1.0
移植 野菜移植機(PVHR4) 2.0~2.5 手植え 12.8
管理(防除) 乗用管理機(16m) 0.5 セット動噴(歩行) 1.0
管理(中耕、追肥) ロータリカルチ3連+ 0.5 歩行肥料撒き+歩行管理機(1連) 1.5
収穫 手収穫 23.7 23.7

※当社調べ

必要経費と反収の目安

項目・条件 金額(円)
収入
5円/Kg 収量2,300Kg
402,500
種苗費 11,000
肥料 30,700
支出
農薬
8,000
材料費(マルチ等) 72,900
その他(出荷経費等) 64,679
収入-支出 215,221

※当社調べ
※支出には機械・修繕償却費を含みません

レタスの種類と特徴

キク科。原産地は地中海沿岸で、日本では奈良時代から栽培されていました。と言っ ても当時のレタスは結球するタイプのものではなく、現在のサンチュのような不結球レタスでした。結球タイプのレタスが導入されたのは明治頃で、本格的に栽培されるようになったのは戦後のことです。
レタスは比較的冷涼な気候を好み、高温、長日条件では抽だいするため、高地栽培や暖地では低温期、寒地では高温期に栽培します。各地で作期を移動しながら周年供給されています。レタスの消費は食生活の洋風化を伴い、急速に増加しました。

結玉レタス

日本で一番流通しているレタスです。

リーフレタス

結球しないレタス。葉の先端が赤紫色になる。柔らかくてくせのない味が特徴で、サラダなどに利用されています。

サンチュ

シャキシャキとした食感で、焼き肉を巻いたり野菜炒めなどにも利用されます。近年、外食産業での需要増加から、流通量が増えています。

ロメインレタス
(コスレタス)

やや固めの食感で少し苦みがありますが、加熱してもおいしく栄養価も高いため、流通量が増えています。

播種

ハンドシーダ、または播種機を使ってトレイに播種します。
また、全自動野菜移植機を使用する場合は純正の育苗資材を使いましょう。

種子について

コート種子

一定のサイズに揃っているので正確で効率的な播種ができます。
全自動播種機やハンドシーダで播くことをお勧めしています。

裸種子


安価ですが形状・サイズがまちまちで機械播種には不向きです。真空播種機でなら播くことは可能です。

育苗

発芽適温は20℃前後だが、25℃を超えると著しく発芽が悪くなります。育苗期間は約3~4週間です。

①軽く、規格化されたセルトレイで育苗するので管理が簡単です。
②トレイ内で根鉢を形成するので、移植時に根を切らずに移植できます。
③全自動移植機では純正資材で育苗したセル苗を使用しましょう。

うね立て

栽培体系(全面マルチ1うね1条植え、1うね4条など)に応じて機械を選択してください。
低温期は透明マルチ、高温期はシルバーマルチなど、季節に応じて使い分けましょう。

うねを立てることで
・排水性の向上
・日照面積が増え、地温が上がり、生育が促進されます。
・作土層が増え、根が伸びやすくなります。
・通気性が良くなり、生育が促進されます。

1畦1条体系

代表地区:長野・群馬など
適応機種:PVH100-50-LX、60LX
PVZ1-60DR


1畦2条体系

代表地区:茨城・兵庫など

適応機種:PVHR200

1畦4条体系

代表地区:福岡・静岡・茨城など

適応機種:PVHR4-170LWD

移植

本葉3枚程度が定植時期です。浅植えや深植えに注意し、定植後は株元をしっかり押さえましょう。
また、栽培体系(1畦1条なのか?1畦2条なのか?)や、苗形状(苗の大きさなど)に合わせて機械を選択しましょう。

「半自動」と「全自動」、「歩行型」と「乗用型」の違いについて

■苗補給の違い

  • 半自動タイプ
    人の手でカップに苗を一つずつ入れていきます。
    良い苗を作業者を選びながら入れていくことができます。
  • 全自動タイプ
    セルトレイを移植機にセットしたら、自動的に移植機が苗を植え付けていきます。
    苗が無くなったら作業者はセルトレイをセットして移植機について歩くのみです。

■歩行型と乗用型の違い

  • 歩行型タイプ
    苗を植えている移植機について歩いていくタイプです。
  • 乗用型タイプ
    移植機に乗車して、座りながら苗の植え付けを行えるタイプです。

管理・防除

トンネル張り

冷涼な気候を好みますが、凍害には弱いため、低温期にはトンネル栽培を行います。
トンネル頂部には小さな穴をあけて、自然換気を行い、25℃以上にならないように注意しましょう。
(換気不足から高温障害になり、変形球になってしまう恐れがあります。)

病害虫駆除

アブラナ科よりは比較的発生しませんが、排水対策に重点を置き、高うねにしましょう。また、株間を広くとる、多肥栽培しない、耐病性品種を選定するなどで病害を回避できます。害虫はシルバーマルチや、小面積であれば寒冷紗を被覆して防止します。

収穫・運搬

定植後50日前後で収穫できます。手で頭を押さえて、球が締まっているようであれば収穫適期です。
収穫は早朝の涼しい時間に終え、品質確保のため速やかに低温条件で保管しましょう。

手作業で収穫した後、運搬車で搬送します。

アシストスーツとは

重量物を持ち運ぶ際に、腰の負担を軽減し、
また、中腰作業をより楽にするような働きをしてくれます

出荷

フィルムなどで包装し、出荷します。近距離であればコンテナ輸送などで新鮮なうちに出荷します。