ポイント

機械化の省力効果

体系 ご提案機械 作業時間(hr) 慣行機械 作業時間(hr)
うね立て(+マルチ) 2うねマルチ成型機 2.1 1うねマルチ成型機 4.5
移植 移植(PVH1) 1.8 手植え 6.0
管理(防除) 乗用管理機(10m) 0.6 動噴(歩行) 1.6
収穫+運搬 掘取機+拾い上げ

3.3

手収穫 25.0

※当社調べ

さといもの種類と特徴

原産地は東南アジアやインドネシアで、この地域の主食となっているタロイモの仲間です。日本へは中国を経て、縄文時代に伝わったと言われています。
 さといもは熱帯地域の野菜ということもあり、適温は25〜30℃と高く、暑さには強いのですが低温には弱い野菜です。また、乾燥にも弱く多湿を好みます。国内の産地は沖縄から岩手までで、収穫のピークは10〜11月ごろです。病害虫による被害が少なめで、貯蔵性も良いのが特徴です。

土垂(どだれ)

子芋用の代表的な品種で、関東を中心に栽培されています。寒さや乾燥に比較的強く、芋数も多くなります。

石川早生(いしかわわせ)

7〜8月に収穫する早生品種です。子いも、孫いも用で、やや小さめのいもがたくさんでき、「きぬかづき」という料理に適しています。

セレベス

親いも・子いも両方食べる暖地向けの品種。全体的に赤みがかった色をしています。

代表的な作型

さといも栽培の基本

いもの付き方

植付けた種いもの上に親いもができ、親いもの周りに子いもや孫いもがつきます。親いもだけを食べる品種、子いも・孫いもだけを食べる品種、両方食べる品種があります。

深耕ロータリでの耕うん

良品を確保するためには作土層を広くすることがポイントです。

連作に注意

さといもを栽培する場合は、3〜4年間は里芋を作付していない畑を選びましょう。また、乾燥に弱いため、乾燥しやすいほ場には向きません。

さといもは乾燥に弱い

夏場の乾燥時に水分がなくなると収量が激減します。また、水をやりすぎると葉だけ茂っていもの肥大が悪くなります。乾燥しやすいほ場では週に1回の水やり、乾燥防止の敷きわらマルチなども効果的です。

一般的なうね形状

マルチ栽培