自動操舵装置

GPS自動操舵システムとは

お持ちのトラクタや田植機に、アンテナ、モニター、電動ハンドルをつけ、測位衛星の情報を用いて自動でハンドルを動かしてくれることを「GPS自動操舵システム」といいます。
さらに地上に設置した基準局で発信する「補正情報」を用いることで±2~3cm精度の作業を行うことができます。
これにより、どなたが操作しても高精度な作業を行うことができます。

自動操舵6大メリット

①誰が乗っても高精度作業

オペレーター経験が浅い方でも熟練者と同じ制度の作業が行えます。

②疲労軽減

直進作業中はハンドルから手を離しても問題ありません。
ハンドル操作と作業機両方を気にしなければならなかったのが、作業機のみに集中することができるので疲労軽減につながります。

③効率アップ

  1. ロータリのかぶせ幅を設定でき、設定に合わせて本機を自動誘導するので熟練オペレーターと同様な作業を行うことができます。
  2. モニターでの作業跡確認や、旋回後の自動位置合わせにより、作業跡がわかりづらい代掻き作業や播種作業での重複作業を防止してくれます。

④載せ替え可能

アンテナ、電動ハンドル、モニターは簡単に取り外しすることができます。それぞれの農機にハーネス、アンテナ台座を常設しておけば、自動操舵システム1セットで複数の農機に使用することができます。

⑤ISOBUS対応可能

世界規格のISOBUSに準拠した通信方式に対応しています。モニターからISOBUS対応作業機を操作することができます。

⑥作業記録も簡単管理

いつどこでどのような作業をしたなどの作業履歴情報をUSBで簡単に抽出することができます。
PC等で作業日報などを付ける際に役に立ちます。

自動操舵 システム構成

コンソール、アンテナ、ハンドルを装着することで、お持ちのトラクタが自動操舵トラクタになります。

作業精度

衛星のみの情報を利用した測位精度は、最少でも30cm(MSAS)程度となります。作業によってはさらに高い精度が必要になるため、衛星からの情報だけでなく、地上に設置した基準局で発信する「補正情報」を受信することでより高い精度で自動操舵を行うことができます。

※精度は往復作業での誤差を示しています

作業例

衛星のみを利用した
測位精度

●耕うん・耕起作業 ●代掻き作業 ●肥料・土壌改良剤散布作業 ●防除作業 など

衛星+補正情報を
利用した測位精度

●精密耕うん・耕起作業 ●精密代掻き作業 ●精密肥料・土壌改良剤散布作業 ●精密防除作業 ●うね立て ●麦・大豆・野菜などの播種 ●大豆等の中耕除草管理作業 ●片竿での防除作業(後進作業)

井関取扱メーカーについて

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