操作性・快適性


コンパクトなボディに広い刈幅。この刈りやすさが、コンバインの概念を変える。

コンパクト全面刈

フロンティアHFCは全面刈を採用しましたので、未刈稈を踏まずに 作業できます。入り口・四隅・あぜ際でも手刈りの必要がありません。 4条刈のHFC435はさらに広い刈取部を組み合わせることで、 さらに余裕たっぷりの刈りやすさを実現しました。

プラス10cmの余裕。

リモコン分草杆(HFC325・331)

右分草杆を手元のレバーでカンタンに開閉できます。
あぜ際や中割では分草杆を開いてより刈りやすく、
通常の刈取では分草杆を閉じ、わらをひっかけずに作業できます。

ワンアクションで、刈取スタート。

NEW
刈取スタートレバー(HFC331・435)

レバーを操作するだけで、刈取に必要な準備が完了します。カンタンな操作ですぐに刈取ができ、便利です。

刈取スタートレバーでセットされる機能

  • 脱穀クラッチ『入』
  • 刈取クラッチ『入』
  • エンジン定格回転
  • こぎ深さ自動制御『入』

「伸びる」オーガで思いのままの排出作業。

ローヘッド&ズームオーガ

オーガを電動で伸縮できる、ヰセキだけの[ズームオーガ]。
排出距離が長く、カンタンな操作で思い通りに排出できます。

保管時はオーガを低い位置で収納できますので、カバーがかけやすくなりました。
※作業時は高い位置でオーガを収納してください。

こんなにうれしい!ズームオーガ。

  1. 長く伸びるので、余裕の排出。
    最長3.7mまで伸びるので、水路を挟んだり、高さのある圃場でも余裕をもって排出できます。
  2. 排出中でも伸縮自在。
    80cmの範囲で長さを調整できるので、均一に排出ができます。位置を調節する際も、あぜ際を踏み荒らす必要がありません。
    ※排出を途中で中止した状態では絶対に縮めないでください。
  3. スイッチ一つで縮めて収納できる。
    折りたたみ式オーガの場合、排出後にたたむとヒンジ部分から籾がポロポロ。しかし折りたたまずに作業に戻ると、オーガをぶつける危険性があります。ズームオーガならば、スイッチひとつでコンパクトに収納できますので、これらの問題とは無縁です。

クラス最速のプライド。コンパクトでも妥協しない、先進の脱穀部。

※国内排ガスH26年(4次)規制適合エンジン搭載

取り回しの良い車体も、高能率な脱穀も両立したい。
ヰセキの複胴脱穀[ツインエイトスレッシャー]はそんな背景から誕生しました。
フロンティアHFCの脱穀部は、サイズを超えた精度と能率を追求し、最新技術を惜しみなく投入。
コンパクトな車体ながら、3条刈クラス最速の刈取速度を実現しています。

※2016年10月現在。国内自脱型3条刈クラスで最速※(HFC331、最大刈取速度1.31m/s)。

3つの胴が、圧倒的な処理能力を生み出す。

ツインエイトスレッシャー 

フロンティアに搭載された[ツインエイトスレッシャー]は、3つの胴を持つヰセキこだわりの脱穀部です。
メインのこぎ胴に加え、[排塵処理胴]と[2番処理胴]を設けることで、サイズ以上の精度と能率を実現します。

高速作業のロスを取り戻せ。

刺さり粒回収室

こぎ胴後端のエリアで、刺さり粒を回収します。
高速作業時に発生しやすい、刺さりのロスを抑えます。

悪条件に強い選別部。

シーブスクレーパ

シーブを自動で清掃する[シーブスクレーパ]を、大好評につき全型式で標準装備といたしました。
濡れこぎでもシーブの目詰まりを防ぎ、ロスを低減します。作物の均分化にも効果があります。

※写真は試験時のものです。

風の流れが選別を変える。

ツインフラッパ

作物の量によって、風割が可変し、風向を制御します。状況に応じて最適な選別を行うことで、精度を向上します。

高速作業時

処理する作物が増加する場合は、後方の風を強めます。わらクズを積極的に排出し、効率と精度を高めます

低速作業・旋回・後進時

処理する作物が少ない場合は、前方の風を強めます。ロスを防止しつつ、シーブの選別精度を向上します。


軽量・コンパクトだから、日本の圃場で戦える。

初代フロンティアHD50が好評を得た一つの理由が、軽量・コンパクトな車体です。
大きく重い海外製コンバインと異なり、小さく軽いHD50は、区画整理の進んでいない地域でも運用することができたからです。
フロンティアHFCは高い性能を維持したまま、大幅なダウンサイジングを達成。
小区画圃場や湿田などでもスムーズに運用でき、悪条件によるタイムロスを最小限に抑えます。

こんなに小さい。こんなに軽い。

フロンティアHFCは従来の同クラス機から大幅な軽量化・小型化に成功しました。
約50cmダウンサイジングした全長により、取り回しのしやすさや、重量バランスを改善。
さらに、重量を約500㎏軽量化することで、湿田への適応性も大きく向上しました。

水平制御で、ワンランク上の仕事を。

車体水平制御(R型)

車体の傾斜をセンサで感知し、水平に保ちます。
また、最低地上高を最大で300mmまで上昇できますので、湿田走破性も抜群です。


意のままにコントロールする喜び。

フロンティアHFCの足回りには、自在な旋回を可能にするミッション“アイタッチ”を採用しています。パワステレバーの舵角や、モード切替によって左右クローラの回転を制御しますので、圃場を荒らさないマイルドな旋回から、鋭いスピンターンまで、思いのままにコントロールすることができます。

標準モード

パワステレバーの舵角に応じて、なめらかにコントロールします。スムーズかつ思いのままに旋回できます。

スピンターン

内側のクローラを逆転させ、鋭く急旋回します。圃場の出入りや四隅などで有効です。

マイルドターン

大きな半径でゆるやかに旋回します。湿田でも圃場を荒らさずに旋回できます。
 

イージーシフト

シンプルな操作でかき込みが可能な主変速レバーです。
中立状態でエンジン始動・駐車ブレーキ解除ができますので、ダッシングなどの事故を防止します。

リモコンナローガイド

未刈稈の本機への巻き込みを防ぐ[ナローガイド]を、運転席から座ったままで開閉でき、便利です。
ヰセキの[ナローガイド]は、クローラ後端までカバーしますので、後進時でもしっかり機能します。

ピタトマル
(刈取・フィードチェン停止)

刈取部上昇時に、刈取部とフィードチェンの駆動が自動で停止します。パワーが不足しがちな旋回時の脱穀負荷を低減し、パワーロスを防ぎます

自動方向制御(AT型)

コンバインの進行方向を自動で制御します。