植付・施肥
美しく、安定した植付作業
脈々と受け継がれてきた「田植機さなえ」の植付性能は、ヰセキの技術の結晶です。評価の高い美しい植付姿勢、整地性は植える歓びと楽しさを約束します。
①クイック&スロー機構
疎植植付時、苗を植付ける瞬間だけ、より素早く動く機構に切り替わるので、きれいに植付けを行うことができます。
②植付部ローリング
電動制御ですばやく植付部の水平を保ち、きれいな植付けを実現します。
③ロング苗送りベルト
ベルトのイボゲタ状の突起が苗をしっかり保持し、欠株を防ぎます。
④エアダンパ
ほ場の凹凸による植付部の振動を吸収し、安定させます。
⑤ロングホイールベース
直進性に優れ、安定走行を実現。
⑥ハイクリアランス
高いあぜでも安心な高いクリアランスを確保しました。
⑦ノーパンク車輪
走破性の高いノーパンクタイヤ。
こだわりの施肥性能(F型)
ストレートホッパ
肥料が補給しやすいストレートホッパを採用。
施肥量調節電動化(DF型)
液晶カラーマルチモニタから施肥量を調節できます。比重も入力でき、自動計算されるので様々な肥料に応じた高精度施肥が可能です。
ホッパシャッタ
シャッタを閉じるとホッパから施肥ロールへの肥料の流れを止めます。タンクに肥料を入れたままの清掃時やメンテナンスのときに便利です。
温風搬送
エンジンで温められた空気をブロワが吸入し、温風で肥料を搬送しますので、湿気による肥料詰まりを低減します。
施肥ロール
目詰まりしにくい形状と、ムラのない施肥ができるよう溝を千鳥状に配置。また、工具なしで取り外すことができ点検・清掃が簡単です。水洗いしてもサビにくいステンレス&樹脂製です。
ワンタッチ排出
エアー排出方式で残った肥料をレバー1本で高速排出できます。
ペースト施肥仕様(M型)
ペースト施肥機なら、天候に左右される心配がなく計画通りに田植え作業を行うことができます。
- 施肥量は12段階で調節可能
- 施肥ノズル深さは3段階に調節可能
- フロントタンクのレイアウトであぜから楽々補給
- 残った肥料もコックを回すだけで簡単排出
37株疎植栽培・密播疎植栽培
37株疎植栽培 (A・AS型を除く)
疎植栽培は、株間を標準栽培の約2倍に広げるため、育苗関連資材や作業労力の負担が軽減されます。また、苗自身がもつ力強さを引き出し倒伏や病気にも強くなります。
一目見たら疎植とわかる程株間が広くなり、通風・採光がよく、茎も太く穂も大きくなります。実証試験の結果、収量・品質・食味とも安定しています。
疎植栽培のメリット
- 育苗費用が半減 → 育苗箱数が約半分で済みます。
- 倒伏や病気に強い → 通風・採光が良くなります。
- 労働力が軽減 → 育苗スペース・管理・運搬・積込が半減。
- 収量・品質・食味も安定 → 稲が無理なく育ち、茎が太く、穂も大きくなります。
高速疎植対応(株数切替“疎植37株高速”ギヤ)
“37株高速”株間では車速規制なしで植付最高速でも脈動しないように、偏芯ギヤを変更しています。
※植込杆を土中から引抜くのが遅くなり、苗が前進方向に倒れる傾向になります。植付姿勢が乱れる場合は“37株標準”をご使用ください。
横送り回数28回仕様 (A・B型を除く)~今こそ、密播疎植に挑戦
密播疎植栽培とは
費用と労力を軽減する密播疎植で、もっとラクに
密播疎植とは、株間を広く植える『37株疎植栽培』に、厚播きの苗を少量かき取って植える『密播栽培』を組み合わせ、より少ない苗箱数で植付けを行う低コストの栽培技術です。既存の設備のままできるため、初期投資が少なく、すぐ効果を期待できます。横送り回数28回仕様は、密播での植付けに欠かせない“少量のかき取り”に最適な設定となっています。
密播疎植注文部品
別売りの注文部品を組み合わせることで、密播苗でもキレイに植付けることができます。
広幅ブンリバリ
硬いルートマットでも、しっかりかき取れます。■広幅ブンリバリ標準
オプションフォーク
少量かき取り時でも、苗のもちかえりを改善します。
オプション取口
少量かき取り時でも、正確にかき取ります。
苗おさえピース
軟弱な苗でも、安定した横送り。
1台4役で、低コスト・省力化
多目的田植機 (PR6-H型)
作業機を交換することで、1台で複数の作業に対応できます。省力化やコストダウンに貢献し、様々な要望にお答えします。
湛水(たんすい)直播
直播栽培の導入で、春作業の省力化、経費の低減を図ることができます。通常の移植と併用することで、労働時期のピークを分散でき、安定的な経営に効果的です。
選べる種もみ
溝切機標準装備
播種と同時に溝切り作業を行えます。播種後の落水、入水等の水管理が楽になり、出芽、苗立ちが安定します。
溝切
土に酸素を取り入れ、ガス抜き効果が生まれるので、根張りが良くなります。また水管理も楽になり、軟弱地を乾きやすくするので刈取作業がスムーズに行えます。
除草
除草剤に頼らない水稲栽培での除草作業の高能率化や省力化が図れます。また、除草剤の使用量が削減でき、環境負荷軽減に貢献します。